三入力カルノー図 3 input Karnaugh map


三入力でのカルノー図の作り方を説明します。

以下の様な真理値表があったとします。



この場合、先ずFが1になる場所に着目します。


さらに以下のような図を描きます。

ここに真理値表の数値を当てはめていきます。

当てはめていく数値はF=1の値です。

例えば、A=0,B=1,C=1,F=1の場合だと以下の様になります。


またA=1,B=0,C=1,F=1の場合だと


の様になります。

こうやってF=1の場所をすべて埋めます。

すると結果的には下図の様になります。

そしてこの四角の中の隣接する1同士を2の累乗に
相当する個数づつで囲います。

2の累乗とは1,2,4,8,16,・・・のことです。

この時四角の中の1すべて囲われるようにします。

今回は全ての1を2個づつの組で囲えました。

場合によっては当然4個や8個の組で囲える場合もあります。

また端同士は隣接するものと見做します。

この囲った組全てについてひとつづつ見ていきます。

先ず、紫で囲った部分についてみていきます。


この様に囲ったものの中で必ず0又は1になる部分を見ます。

そしてそれが0なら否定の記号、1ならそのままの形として、

それらを掛け算(AND)で結びます。

次に赤色で囲った部分を見ていきます。


同様にして0なら否定の記号、1ならそのままの形にします。

そしてそれらを掛け算(AND)で結びます。

最後に残った橙色で囲った部分を見ていきます。


これも同様の操作です。

以上の操作で得られた論理式を足し算(OR)で結びます。


これがカルノー図で簡略化した論理式となります。




*2の累乗にあたる数以外で囲ってはダメです。

ただし1つだけ孤立している場合は囲えます。
















































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